iFi audio ZEN CAN Signature Standard

プレミアム・デスクトップHi-Fiヘッドフォンアンプ
オーディオマニア・グレードのコンポーネントを搭載し、優れたサウンドを実現するIEMおよびヘッドフォンアンプ

シグネチャー・サウンド。iFiがカスタマイズ。

ZEN CAN Signature Standardは、数々の賞を受賞したオリジナルのZEN CANヘッドフォンアンプのアップグレードバージョンです。

IEMとヘッドフォン用に設計され、オーディオマニア・グレードのコンポーネントが優れたサウンドを生み出します。

強化された回路。プレミアム・コンポーネント。シグネチャー・サウンド。

オリジナルのZEN CANは、バランスの取れた回路設計、極めて低い歪み、卓越したサウンドにより、要求の厳しいヘッドホン負荷をドライブすることに優れていました。ZEN CAN Signature Standardは、この設計をさらに進化させ、強化された回路とオーディオマニア・グレードのコンポーネントを搭載しています。

そのバランス型シンメトリカル・デュアルモノラル回路は、64Ωの負荷に1890mW（11.0V）を供給し、600Ω以上の負荷には15V以上を供給することができます。

なぜZEN CAN Signature Standardか？より多くの電力が重要だからです。

ノートPCやスマートフォンの出力は通常1.0V以下と低いものです。高品質のヘッドフォンでは、しばしばパワー不足に陥り、そのポテンシャルを真に体験することができません。

ノートPC、電話、DACをZEN CAN Signature Standardに接続し、ヘッドホンを接続してください。50倍以上のパワーを発揮するZEN CAN Signature Standardは、これまで聴き逃していた音を聴かせてくれます。

ZEN CAN Signature Standardが提供するのはパワーだけではありません。これは、フラッグシップ・ヘッドホンアンプPro iCAN Signatureから受け継いだクラスAディスクリート・バランス回路によるものです。

3イン、3アウト。接続は自由自在。

ZEN CAN Signature Standardは、ステレオRCA、3.5mmシングルエンド、4.4mmバランスなど、さまざまな入力オプションを備えており、ノートPCや電話、DACとの接続が可能です。

出力には、バランス接続に対応したヘッドフォン用の4.4mmバランス・オプションを備えています。また、標準的なシングルエンド端子のヘッドフォン用に6.3mmジャックも装備しています。3.5mmプラグのイヤホンを使用する場合は、3.5mm-6.3mmアダプターが用意されているので安心です。

また、4.4mm-XLRアダプターを介してアクティブ・スピーカーと接続するのに最適なアナログ・バランス出力も背面パネルに装備しています。ZEN CAN Signature Standardはフルバランス、デュアルモノ回路設計のため、この出力オプションを推奨します。

痛みなし。得るのはゲインと低音だけ。

ZEN CAN Signature Standardは、様々なヘッドフォンに対応するため、複数のカスタマイズ・オプションを備えています。

PowerMatchにて6dBステップで4段階のゲイン設定が可能です： 0dB、6dB、12dB、18dBです。この機能により、超高感度IEMからパワーハングリーなヘッドホンまで互換性を確保します。まずは0dBから始め、徐々にゲインレベルを調整し、最適な音量を見つけることをお勧めします。

また、XSpaceとXBassの2つのアナログ処理モードを搭載し、ヘッドホンのサウンドステージと低域レスポンスを向上させるよう設計されています。XBassは、特にオープンバック型ヘッドホンでよくある低域の損失という問題に対処します。

内部も外部もプレミアム

ZEN CAN Signature Standardは、ミリタリースペックのPCBを採用し、シグナルインテグリティを高めています。また、以下のようなオーディオマニア・グレードのコンポーネントが組み込まれています：

ELNA Silmic IIとOS-CONコンデンサーは、優れたノイズ低減能力と周波数特性を提供します。
iFi/AMRの'OV'「Operationsverstärker」シリーズのオペアンプは、低ノイズと低歪みを実現し、多くのハイエンド・ヘッドフォンアンプと同等以上のパフォーマンスを提供します。
詳しくは下の写真をご覧ください。

ノートPC用のような標準的な電源が付属する他のヘッドホン・アンプとは異なり、ZEN CAN SignatureにはiFi iPower2電源が搭載されています。この電源はアクティブ・ノイズ・キャンセリングIIを搭載しており、入力されるEMIとRFIノイズをすべて除去し、クリーンでクリアなオーディオ体験を保証します。iPower2は、標準的な電源よりも10倍以上静かで、すでに卓越した性能を持っています。セットアップをさらに強化したい方は、システムの干渉をさらに低減できるiPurifier2 DCやハイエンドACアダプターiPower Elite 5Vをご検討ください。

技術仕様

フル・ディスクリートのバランス・アンプ・オーディオ回路です。金メッキの4.4mmバランス接続端子によるフル・シンメトリック・デュアル・モノ・ヘッドフォンアンプです。こういったプレミアムな技術はコストがかかりますが、ノイズ・フロアを囁くようなレベルにまで低減させることができるのです。

iFiの他の多くの製品と同様に特製のOVシリーズ・オペアンプを搭載しています。このトップレベルの部品が、超低ノイズ、低歪み（0.0001%）、広帯域を実現するのに貢献しているのです

TOCOS（東京コスモス電機）のマルチトラック・ポテンショメーターを使用しています。チャンネル・マッチング許容範囲が厳密なので、静かなリスニング・レベルでも（ポテンショメーターの下のポジションでも）最適なパフォーマンスを得ることができます。

設定の切り替えは音の透明度を確保するように設計されており、先進のトレンチ・テクノロジーを備えたMOSFETをミューティング・スイッチに使用しています。

このFETベースのスイッチングはマイクロコントローラーで処理されるのですが、設定を変更する時だけ「目覚める」ようになっており、音質を損なう干渉を排除しています。

TDKのC0G（クラス1セラミック）キャパシターが、共振回路のアプリケーションのために高い安定性と低損失を実現します。

純粋で周波数の安定したキャパシターの理論的理想にいっそう近づいたこれらのキャパシターが、キャパシター由来の歪みをゼロに近い低レベルに減少させます。

高価ですが、iFiの製品にとっては完璧な追加部品なのです。

トータルで5,410μFのパナソニックのOS-CONが非常に低いESR（等価直列抵抗）、優れたノイズ低減能力、周波数特性を実現します。電解質が固形なので、OS-CONは長寿命であり、低温時のESRの変化もほとんどありません。

エルナー社のSilmic IIキャパシターを使用しています。この新開発の誘電体（電解紙）の主要素材はシルク繊維です。アルミニウム電解キャパシターの材料としては考えられないものでしたが、シルク繊維を叩解してマニラ麻繊維と混抄することによって、ハイグレードな音楽用のアルミニウム電解キャパシターを生み出したのです。その結果、類を見ない優れた音響特性と優れたリニアリティーが実現しているのです。